フリーランスで働く女性の人生満足度が高い理由は?
フリーランスで働く女性は人生満足度が高いという調査結果があります。
何と、その満足度は日本人平均を上回るようです。
その理由が何だか、気になります。
その調査はさらに、人生満足度の因子を細分化しました。
「やってみよう(自己実現と成長)」「有難う(つながりと感謝)」「なんとかなる(前向きと楽観)」「あなたらしく(独立とマイペース)」の4つです。
ここで、満足度の高いグループ、低いグループで差が出たのが「やってみよう」の因子でした。
さらに、「やってみよう」因子の内訳として、「今の自分は本当になりたかった自分」という項目において、満足度の高いグループ、低いグループでもっとも大きく差が出ましたが、他の項目では大差はなかったようです。
一方、年収との関係でいいますと、年収400万を超える層では、人生満足度が低いという人は特に見られなかったようです。
でも、年収が高いからと言って、人生満足度が高いというわけではありません。
働く時間の長短についても、それは言えています。
この調査を行った企業とフリーランスのマッチングを行っているWarisは、以下のように分析しました。
こうありたいという姿が明確であり、ビジョンも明確という「今の自分がなりたかった自分」であるということが人生満足度の高い理由ではないか、ということです。
そして、人生満足度の高さが、働くことに幸せを見いだせるのではないかと。
フリーランスで働くことの課題って?
フリーランスの働く女性は人生満足度が高いということが分かりました。
しかし、ここでフリーランスには、大きな課題がある事は否めません。
まずは、収入が不安定であること、何かあれば、仕事がなくなるというリスクを背負っていることが大きいでしょう。
このような課題があるから、フリーランスに踏み切れないという人も多いのではないでしょうか。
このようなフリ―ランスの働き方に企業はもっと、注目すべきでしょう。
幸福度の高さは、働く人にとって、重要です。
企業は、福利厚生等で、社員にとっての働きやすい職場をつくろうとしていますが、それだけが幸福度につながるのでしょうか。
幸福度は仕事に比例しています。
ですから、幸福度の高い仕事をもっと増やすことが重要なのです。
フリーランスの人口は広義で1122万人に達しまたが、その待遇は上記のようによいものではありません。
けれども、このような幸福度の高い仕事をしているフリーランスの今後を見つめる時期にきているのではないでしょうか。
収入のリスク分散やスキルのあるフリーランスに企業は目を向けるべきです。
そうすることで、幸福度の高い仕事が増え、人々の幸福度も上がるのではないでしょうか。