実は危険かも…「いびき」の病気

眠る

うるさいいびき、うるさいだけじゃないこともあります

お父さんと一緒になんて眠るのは無理・・・・先に寝ないといびきで絶対に眠れない・・・という苦情を貰ったことはありませんか。
もちろん女性も男性もいびきをかく人がいますし、気持よさそうに眠っているので、うるさいだけだしまあいいか、と放っておく方もいます。

でも、そのいびき、問題ないものもありますが、問題があるものもあります。
いびきは病気によって引き起こされていることもあります。
そのため、放置するのではなく、普段からしっかりと会社の健康診断など受けて、その結果、問題があれば早期治療を受けるという事も大切な事なのです。

まずはいびきの種類と危険ないびきについて理解しておきましょう。

いびきの種類

いびきというのは寝ている時呼吸に混ざる雑音で、寝ている時というのは筋肉が緩んだ状態になっているので、全身の筋肉が緩んでいます。
そこに重力がかかり気道が狭くなることにより、空気が通る時、周囲の組織が振動してあのようないびきの音となるのです。

このうち、鼻づまり、疲労や風邪などが原因となって起る一過性のいびきは、単純性と呼ばれ、風邪が治れば改善する、花粉症の時期が過ぎれば改善するという具合で、一時的なものです。
問題なのは、毎晩眠ればいびきをかく状態で、うるさいと起こされるほどの音が出ている、またよく見るとたまに無呼吸となっている?という状態は、病気が隠されていることもあります。

図移民時無呼吸症候群の友人がいるのですが、本人は全く気付かず、高速道路を走行中、ふと横に乗っていた奥さんが運転している夫を見たらなんと「寝ている!!」あわてて埵叩き起こしサービスエリアで休憩し、怖いので奥さんがハンドルを握って帰ったという話を聞きました。
もちろんその後、病院へ行って無呼吸症候群の治療を受けて今は改善しているようです。

睡眠時無呼吸症候群は寿命を短くすることもある

寝ている間に呼吸が停止すると、そのたびに脳は短時間覚醒します。
つまり、寝ているようで寝ていないという状態が継続してしまうのです。
すると、日中異様な眠気があり、疲労感が抜けない、集中力なども低下する等自覚症状が出てきます。
運転中知らない間に眠っていたという、友人夫婦の体験のような事も起る事があるわけです。

この原因は鼻が曲がっていたり、アデノイドがある、扁桃腺が大きい、気道が肥満などで狭くなっている、下べろが大きい等の、先天的要素も後天的要素もあります。
また重症の睡眠時無呼吸症候群になると、死亡率が高くなるという事も言われていますので、おかしいなと思ったら、またパートナーなどの睡眠の際、いびきがひどくなった、無呼吸のようだと思う時には迷わず、医師に相談してください。