社員であれば定期的に受ける健康診断ですが、主婦やフリーの仕事をしている人、自営業の人などは受けていないことも多いでしょう。
医者に行かなければならず面倒、お金がかかるなどさまざまな理由はあると思いますが、本当は健康診断が重要だという意識がないから受けないのではないでしょうか?
健康診断を受けていたから命が助かった、という話は少なくありません。
そんな健康診断の重要性について説明しましょう。
健康診断は定期的に受ける
ガンなどの疾患は早期発見、早期治療が大事です。
不調を感じてからでは病気が進行していて、治療が大変になったり、最悪の場合は手遅れになったりすることもあります。
健康診断を受けているからといって、100%安心なわけではありませんが、早期に疾患を発見し、治療をすることができる可能性は高まります。
最低でも年に1回、病気によっては半年に1回の健康診断を定期的に受けることが必要です。
健康診断の重要性とは?
健康診断を定期的に受けることが大切な理由について具体的に説明しましょう。
まず、近年で非常に増えている生活習慣病があります。
糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満といった疾患が代表的なものですが、これらは進行すると、動脈硬化を引き起こし、心疾患や脳梗塞、くも膜下出血など、重篤な疾患の原因となります。
生活習慣病は自覚症状がほとんどないまま、動脈硬化が進行してしまうのです。
そのまま病気に気づかずに、ある日突然脳梗塞を引き起こし倒れてしまう、狭心症を起こしてしまう、ということになりかねません。
それを回避するためにも、定期的な健康診断で体のことを調べておくことが大事なのです。
ストレスや喫煙、過労などが生活習慣病を起こすと言われています。
現代ではそれらの要因を持つ人も多く、健康を害してしまいやすいもの。
手遅れにならないうちに、病状を把握し治療を進めることが必要です。
がんについても同じです。
がんは特に早期発見が重要で、早めに発見して治療ができれば、がんは不治の病ではなくなるのです。
女性が注意したい疾患
男性と同じくらいバリバリと仕事をこなす女性も増え、その分ストレスや過労を引き起こす女性も増えています。
仕事をしていなくても、30~40代の女性を中心として、子宮筋腫や卵巣がん、乳腺症などの病気に掛かってしまう方は少なくありません。
卵巣がんの場合、病気が進行していれば、卵巣だけでなく子宮も摘出しなければなりません。
これは女性にとって心身ともに辛いもの。
そうならないためにも、早期発見が非常に大切なのです。
乳がんにおいても同様で、早めの発見で治療ができれば、バストの形もそのままで治療を行うことができます。
健康診断はどこで受けられる?
30代後半、40代になると、市町村から健康診断やがん検診などの通知がくると思いますが、無料や低価格で受けられることもあります。
これを利用しない手はありませんね。
もし通知が来ているのであれば、ぜひ積極的に受けてみましょう。
医療機関でも健康診断を行っていますので、申し込みをすれば検査を受けることができます。
大腸がんや胃がん、マンモグラフィー、MRIなど自分が希望する検査も受けられるので、病院で確認してみましょう。
健康診断で安心な生活を
健康診断の重要性は理解していただけたでしょうか?
今は健康だと思っていても、実は知らないうちに病気が進行していることもあるかもしれません。
面倒だと思わず、定期的に検査をして自分の体を大事にしましょう。