ご飯を食べた後に眠気がおそってくるというのはよくあることですね。
私も会議などが午後にあると、とても苦労をしてしまいます。
とてもひどい眠気なので何か病気ではないのか?と心配になるかもしれませんが、実際にはただの生理現象。
食後の眠気は自然なことで、体のしくみによるものなのです。
とはいえ、自分に起きる眠気が何かわからないと不安になってしまうのは仕方ありませんから、まずはその正体を知っておくようにしましょう。
眠気は自分ではコントロールがきかないものです
眠気は、そのほとんどが体の生理現象。
体調管理や睡眠、眠気を覚ます方法などで眠気を防ぐ方法もありますが、自分ではコントロールできないことがほとんどです。
無理に起きることより、きちんとした生活リズムを作って快適な睡眠を心がけるようにしましょう。
自分ではどうすることもできない眠気の正体は?
人はなぜ眠気を感じるのか?さまざまな人が疑問に抱いてきましたが、どうもそのすべてが解明されているわけではないようです。
現在までで解明されているのは、次のようなこと。
もしかしたら、このなかにあなたを悩ませる眠気の正体がいるかもしれませんね。
・疲労回復のために必要な眠気
夜更かしをしたり、体が疲れたりしている夜に感じる眠気は、疲労を回復させようと、体が睡眠を欲しているから。
このまま無理をして起きていると、神経にストレスが溜まってさまざまな疾患の温床となってしまうこともあるようです。
・生体リズムによる眠気
お昼ご飯を食べた後、眠くなるのは生体リズムによるもの、と考えられています。
生体リズムとは、朝目が覚めて、夜眠るという1日の周期だと思ってしまいがちですが、本当は半日周期にリズムで起きているそうです。
そのため、夜だけではなく、昼の2時くらいになると眠気がでると言われています。
・精神的な要因による眠気
集中できない授業や会議などで感じるのは、精神的な要因が関係していると言われています。
というのも、脳は自分にとって興味や関心がないことに関しては、無意識にシャットアウトしてしまうのだとか。
・女性ホルモンによる眠気
女性は月経前や妊娠中にひどい眠気におそわれることがあります。
これは女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が増え、基礎体温が高温期にあるため。
質のいい睡眠が取りにくく、疲れが十分に取れないので昼間も眠くなってしまうのです。
食後の眠気にはさまざまな理由がある
食後に感じる眠気の正体は生体リズムのほか、血流が関係していると言われています。
食事の後消化する際に、胃腸に血液が集中するため、脳への血液循環が減ることで、脳の活動が緩やかになり、眠気が催されると考えられています。
これを防ぐには、よく噛んで消化をよくし、胃腸への負担を軽くすることが大切です。
眠気対策も時には必要
体のしくみによって起こされる眠気は、どうしようもないことがあります。
それでも眠くなってしまうと、仕事にも支障がでてしまうものです。
解決のために、質の良い睡眠を取ることのほか、顔を洗う、眠気が覚めるペパーミントなどのアロマオイルを利用する、目薬を使う、なんてことは私もよくやっています。
また、どうしても眠くなったら、短時間の昼寝をすることで、頭がスッキリしますので試してみてください。